2013年7月1日月曜日

【旅】リスボン 3日目~長年の夢 ロカ岬へ~

最終日、22歳ぐらいからずーーーと行ってみたかったロカ岬へ。と
なぜこの場所かというと、宮本輝の「ここに地終わり、海始まる」を読んだから。

若かりし大学生の頃、短大からの編入受験も無事に終わり、図書館から借りてきて、
貪るように文庫本を読んでいた頃に出会った一冊。
タイトルのインパクトに引かれて読み始めて、ユーラシア大陸の西の果てには、
こう記された碑が在るんだ、ということを強烈に覚えていました。
内容は覚えていないけれど、「いつの日か、行ってみたい」という思いを
ずーっと抱え、でもなんとなく行けずにいた場所。

この日は、滞在最終日ということあり、荷物をRossio(ロッシオ)駅のロッカーに
預けて、Sintra(シントラ)まで電車で。シントラに着くと駅の右手にバス停があり、
待つこと30分ぐらい。いよいよCabo da Roca(カボ・ダ・ロカ/ロカ岬)のバスが到着!
シントラはお城があったり、街全体が観光地のようで、個人観光の他、
団体旅行のツアーバスが次々と通っていきます。

バスに揺られて40分。途中対向車が来たらどうするんだ?っていう細い道を
通って林を抜けて学校帰りの子供たちを乗せて、灯台守の子供を最後の停留所で
降ろして、いよいよ到着。

どーーーん!こんな景色です。来ました!ユーラシア大陸最西端!




iphoneの3Gもこの通り。


海に向かって立つ碑。



Aqui Donde a terra acaba e d mar comeca. (ここに地終わり、海始まる)

この大陸の東の果ての、その海の向こうから着たと思うと感慨深い。
インターネットや携帯が普及して簡単に日本と繋がれても、地理的には遠い
ヨーロッパにいる事には変わりないと強く実感した場所でした。

そして遠い遠い昔、この海の向こうに何かがあると思い航海をしていった
人たちの想像力たるものや。今までいろんな海を見た来たけれど、
この場所ほど、居て飽きない岬はないと思います。

この場所に到達した証明書を書いてもらい、帰路へ。
帰りは、バスでCascais(カスカイス)駅に行きCais do sodre駅へ。

Cais do sodreからRossioへは地下鉄で行き、荷物を引き取って
再度地下鉄で空港まで。

リスボンは一国の首都とは思えないほど、小さくてコンパクトな街で、
かつ公共交通機関も発達しているので、とても観光しやすいです。

概ね平和で大らかなので、観光するには最適です。
今回もアメリカ、ヨーロッパ各地、韓国と大勢の観光客に会いました。
日本からは遠いし、あまりイメージがないかもしれませんが、
機会があれば是非!



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