2013年6月27日木曜日

【旅】リスボン2日目~元気になるのはやっぱり音楽(Fado)と食~

寝ようとしてもひったくりの顔と状況が頭の中から離れなくて、
結局寝れたのは4時過ぎ。(横で旦那君はぐーぐーいびきかきながら
寝てましたけどね・・・(>_<) 

昼間は外出する気にもなれなくて、出かけたのは夜7時過ぎ。
何があっても、お腹は空くのです・・・・。

向かった先はネットで見つけた Restaurante Esquina de Alfama
予約無しで8時ちょっと前に店に入ると、後から団体さんがどどどーと
入ってきてほぼ満席に。8時ちょうどぐらいにファドがスタート。

ファドはポルトガルの民族歌謡で悲しげなマナー調の曲から
国を讃えるような陽気なメジャー調の曲まで幅広い曲があるよう。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

この日は、30代前半ぐらいの女性歌手と30代中盤ぐらいの男性、そして
白髪の貫録たっぷりの女性歌手の3人構成。2-3曲づつ交代で歌い
あっという間に1時間ぐらい終了。




そして更に3人が歌い・・・なんと途中からウエイターさんたちも参戦。
これが、声が渋くてうまい!どおりで途中でお会計をお願いしたら
「もうちょっといなよー」と言っていたわけですね。

5人で一緒に歌ったり、手拍子を入れてみたり、店内も和気あいあい。
隣り合わせたオランダ人カップル、ブルガリア人ご夫婦と一緒に
旅について語ったり、言葉の違いを話したり、楽しい夕食でした。

肝心の食は?まあ、OKです。私は豚肉とジャガイモのオーブン焼き
(名前わすれました)旦那君は、ポルトガル名物のイワシの丸焼きを
食べました。ここは、ハム、オリーブ、チーズ、パンの前菜が
出てくるんですが、他の店より、圧倒的に高いです。
食べなければチャージされないので、断ってもよしです。

この日は、このレストランの横の広場でポルトガルギターの無料コンサートも
開かれていて、音楽に癒された夜でした。
夏のポルトガルはあちこちで音楽イベントが開かれているようなので、
チェックしてみて下さい!



2013年6月26日水曜日

【旅】リスボン 1日目~最高のレストランから強盗に会うまで~

この週末はSAN JUAN(いわゆる夏至)だったのでカタルーニャ地方は、3連休でした。
この休みを利用して、超特大連休中(夏休み)の旦那とリスボンに行ってきました。

バルセロナ~リスボンは飛行機で約2時間。時差があるので行きは1時間で
着くことになります。
バルセロナを朝7:30に出発する便でいざ西へ。

そこは、一国の首都とは思えない素朴でこじんまりした街。
宿のチェックインまでタホ河のほとりでのんびりして、宿にチェックイン。
今回は、housetrip.com というサイトで見つけたアパートメントホテルに2泊しました。
alfamaというエリアに位置するアパートは、路面電車が建物の真ん前を通っていき
このエリアを観光で回るにはとても便利なロケーションです。(その気軽さが、後から
とんだ災難を生むことになるとは・・・・この時は思ってもいませんでしたが。)

路面電車28番 観光客も多いがスリも多いらしい 登りは混んでいて、
2回満員のため乗車拒否!!一回下りに乗ってから、登りに乗り換えるのが確実


初日の今日は、路面電車に20分ほど揺られてBelenという町まで。ここは、ユネスコ登録
されているベレンの塔や修道院がある見どころがギュっと詰まった観光エリア。
とにかく見渡す限りの観光者。おまけに日陰もないから直射日光が痛い!

ここへの目的は、なんといってもコレ!Pasteis de Belem
Pastel Del Nata(パステル・デル・ナタ)。2002年頃にマカオで食べて以来大ファンの
ポルトガル銘菓。リスボンならどこでも、そしてバルセロナでも売っているけど、
本場が食べて見たかった!!(^○^) 
味は・・・・やっぱり、本物のレシピはコクが違う!味が濃い!!
パイの部分もさっくさくで、一気に2個はいけます。どこの国のガイドブックにも
載っているらしく、店外の行列では、世界各国の言葉が聞こえてきました。



お店はこんな感じ。中でお茶もできるよう。

暑さの中歩き回ったので、早めの夕食へ。
ディナーは、友人から紹介されていた
Bica do sapato というレストランへ

タホ河沿いのこのレストランは、東京で数々の
会食レストランを巡らせていただいた私の経験の中でも
相当上位ランクのプレゼンテーション。

眺め最高、サービス行き届き、味は洗練されているし、
誰を連れて行っても恥ずかしくない!同時にフレンドリーな
雰囲気が、リラックスさせてくれる。



アンコウと エビ野菜のバーベキューとコリアンダー入りライス(リゾット風)

ポルトガル名物のサルディーンと魚介ダシのリゾット

スターターからデザートまでがっつりいただいて80ユーロぐらい!良心的!!!

さて、満腹になったし、食後の腹ごなしにちょっと散歩でも!と宿に向かっている途中
迷路のようなエリアにまんまとはまり・・・・。iphoneのグーグルマップで位置を
確認していると・・・・・ 後ろから走ってきた輩に、まんまとiphoneをひったくられました。
旦那の手の中にあったにも関わらず!!!バルセロナでも後ろから来た自転車に
ひったくられたという話を聞いていたので日々気を付けながら生活していたのに
ここにきて!!! ”Ladron!Ladron!(どろぼう、どろぼう)" と大声で叫びながら
追いかけて行ったのですが、まんまと逃げられました。
地域のお祭りをやっていたおばさま、おじさまたちに
励まされましたが、もう、どうにもこうにも・・・
目の前で起こったことが信じられなくて茫然自失のまま警察へ。

警察にショック受けながらも英語とつたないスペイン語で状況説明して、
スペインに電話して電話を止めて、ポリスレポートを書いてもらって・・・。
友達たちに知らせるためにフェイスブックに書き込みしてとあれこれしていると
急に蕁麻疹も出てくるし・・・ 
楽しかったことがすべて上書き保存されてしまうような、最悪な出来事でした。

警察曰く、ひったくりが多いらしく、私たちの他にも「鞄ひったくられました」と
外国人カップルが届出に来ていました。
ちなみにひったくった電話はネットで売るようです。

全体的には平和で比較的に治安もいい土地のようなんですけどね。
景気の悪い国は、これだから物騒です・・・・。

2日目、3日目に続く・・・